こんばんは、みりんです。
今回は我が家のお気に入り家具の一つ、西荻窪のひぐらし古具店で購入したランプシェードにまつわるお話。
ひぐらし古具店を知ったきっかけ
現在の住まいに引っ越してきたのは、今からちょうど4年前。
引越し前、夫との話し合いの中で、せっかく持ち家になることだし、細かいところも含めて内装やインテリアにこだわりたいね、と話していました。
それまで2年ほど西荻窪に夫と二人暮らし(+愛犬)をしていて、休日は地域散策によく出かけていたのですが、ひぐらし古具店さんはその際に見つけたお店でした。古道具やアンティーク材料をお取り扱いされてます。
人が10人も入りきらないような小さなお店なんですが、店内の雰囲気も陳列されている商品も渋くて好みだったので、「いつかここでインテリア用品を揃えたいなあ…」と夢見ていました。
ですので、結婚・出産に伴い転居が決まり、いよいよインテリア探し、ようやくひぐらし古具店!となったわけです。
ランプシェードとの出合い
まずはインスピレーションを得ようということで、具体的に買うものは決めずにお店へ行きました。そこでこのランプシェードに出合ったのです。
お店の天井にサンプルが展示されているのを見た瞬間、「これだね!」と二人で一目惚れ。リビングのイメージまでぶわ〜っと広がったのを覚えています。
製品はホーロー製で、傘の外側はグリーンに近い黒色で塗装されています。経年劣化により現れた錆びや剥がれの模様がまた良い。見ているだけでほっと和やかな、あたたかな気持ちにさせてくれます。
15畳程度のリビングでメインに使用する照明なので、明るい電球を使用したとしても最低3つは必要、とお店の方からアドバイスをいただき、在庫の中から似ている形、色、大きさのシェードを出してもらいました。
その内2つは劣化具合以外はとてもよく似ていて、仲間のような雰囲気だったのですが、1つは別のところからやってきた感じ。
そんな歪(いびつ)な関係性や、一つ一つ異なる”味”がある点もお気に入りポイントです。
と、ここまでスムーズに決まったかのように書きましたが、
光の度合いや部屋の明るさに関して、少し…いや、結構夫と揉めました(笑)
部屋の明るさをめぐり、夫とプチバトル勃発
お店の方から最低3個は必要とアドバイスされたと書きましたが、これは夫が「暗めの部屋が落ち着く」という感性を伝えた先に頂いた提案。また、アンティークなランプシェードに似合うようエジソン電球を選択したところまでは良かったのですが…
下記サイトによると、リビングの明るさは「部屋の畳数×400lm」が理想だそう。我が家のリビングの場合、15畳×400lm=6000lmが目安ということになります。
外部リンク:リビングの照明は明るさが大事!部屋を劇的に変える明るさ選び術(MoToMより)
一方、LEDのエジソン電球の全光束(明るさ)は、26口径で約650lm。3個合わせても1950lm。目安の6000lmに対し三分の一の光量しか無い、ということになります。
「3つじゃ暗いと思うよ…」という私の懸念がありましたが、一応あとから増やせるので、とりあえずは3個だけ購入。
そしてやはり実際に取り付けてみると、少なくとも私にとってはかなり暗いのです。一方で夫にとってはちょうど良い明るさ(暗さ)だったようで、大満足な様子でした。
夫にはやや神経過敏な性質があり、光に敏感なせいで慢性的に眠りが浅いのを知っていたので、そのことを加味すべきだいうことは分かっていました。西荻窪での二人暮らしのときも、彼の事情を踏まえリビングの電球は夜も常夜灯と間接照明のみ。
これだけが原因ではありませんが、それまで1.0以上あった私の視力はその頃から徐々に下降気味に(笑)一緒に住み始めるまで昼白色の照明が当たり前だった私には、暗い照明での生活に慣れるのに時間がかかりました。他人との共同生活で折衷案を見つけていくのって難しい作業だな、と痛感した記憶が。
いけない、愚痴っぽくなってしまったので話を戻します(笑)
とにかく、今後は子どもが生まれたらその子の視力低下に繋がりかねないし、新居に関しては夫の都合にばかり合わせられないよ、と説得。…したものの結局説得しきれず、しばらくは3個のまま様子を見ることに。
ちなみに設置するためのツールとして、ライティングレールを使用しています。レールに各ソケットをはめ込むだけで簡単に設置できました。
ライティングレールが優秀!
3個の照明を設置後しばらく経過しましたが、やはり暗さが気になって仕方がなかったので、ある日夫に内緒で電球色のスポットライトを2個購入&勝手に設置(笑)
ちなみにライト1個につき全光束265lmだったので、既存の3個と合わせて明るさは全体で1950lm→2480lmにアップ。しかし、我が家のリビングの明るさの目安は6000lmなので、結果的には微々たる変化です(笑)
先述したようにライティングレールは後から照明を足すことが出来る上、カチッとはめるだけなので設置も簡単でした。ただし、ライティングレールによって設置できる照明の最大重量があるので、それを超えないようにだけ注意しました。
おかげさまで、まだまだ暗めではあるものの、感じていたストレスがかなり低減された気が。
「怒られるかな…」とややドキドキしながら帰宅を待ちました。いざ夫が新しい光の加減を見たところ、手放しで「良いじゃん!」とは当然ならなかったものの、「これくらいまでなら我慢できるかな…」と許してくれました。「明るすぎると感じたら外すかもしれないけど」というコメントを添えて(笑)
かくしてプチバトルは終結し、あれから4年経った現在も、我が家のリビングはランプシェード3個+スポットライト2個で落ち着いています。
ひぐらし古具店のランプシェードは、来客時よく褒められます。(同じく古道具が好きな友人からは特に。)良い意味ですっかり暮らしに馴染んでしまって、前に感じていた程の存在感は無くなってしまいましたが、我が家の雰囲気を演出してくれている重要アイテムの一つです。
引っ越してから西荻窪を訪れる機会がなくなってしまい、ひぐらし古具店もランプシェードを購入以来ご無沙汰になってしまいましたが、いずれまた行けたときには顔を出したいお店です。
次は、ダイニングテーブルの真上に設置する少し大きめのランプシェードをひとつ。
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